3月21日のトレーニング
多目的室

黒葛原です。

新型コロナウィルス感染拡大防止のための、活動中断から活動を再開した初日。
初めて画像の原池公園体育館の多目的室を使用しました。体育館の施設内にこのような人工芝のピッチがある事に驚きでした。
活動を行ったのは、1/2コート。画像の全面をネットで区切った半分になります。

活動内容は大きくわけて2つ。
〇膝から下の動きにフォーカスを当てた、インサイドキック
〇相手の逆を取るアクションと、距離感を意識したドリブル

<インサイドキック>
2人が対面に立ち、まずやってみる。
相手の前に置かれたマーカーに7本蹴る中で、何回当てる事ができるか。

膝から下の動きがほとんどない、或いは動きが小さい選手が多い。
膝から下は動かさずに、足の付け根の稼働だけで蹴っている。
この蹴り方になると、「蹴る」動作のパターンが少なく、調整が取りにくい。

見ていてぎこちない…蹴っていて蹴りにくい…はず
蹴っている選手は、その蹴り方を覚えているので、蹴りにくさを感じていない。

膝から下を動かすこと
膝から下を前に(地面と平行に)押し出すこと

インサイドボレー
インサイドボレー

それを分かりやすく身体にアプローチするために、膝からの下の動きを意識しやすいインサイドボレーで確認。
その後、インサイドキックを再度行う。
ボールの質と精度が上がり、マーカーにボールを当てる回数が増えた。それぞれの選手が、膝から下を動かすという意識をするだけで、今まで分からなかった「調整」が出来る事を感じてくれたかな。

<ドリブル>
相手の逆を取るアクション(ボディフェイント)
相手の逆を取るアクションを、ボール無しで確認する。
2人が向かい合って立ち、オフェンスとディフェンスに分かれ、横方向だけの駆け引きで相手の逆を取る。
どんなアクションをすれば相手の逆をとれるのか…
逆を取れずに相手が付いてくるアクションはどんなものなのか…

相手との距離感
ボールを奪われない距離と、ボールを奪われる距離を知ること。
相手の足が届かないボールの位置が、奪われない距離。
相手の足が届いてしまうボールの位置が、奪われる距離。

この2つの要素をレクチャーし、1対1の対人トレーニングを行いました。
最初に見受けられたのは、相手の逆を取る意識が高くなってしまい、相手との距離感への意識小さくなってしまったこと。
結果、奪われることが多くなってしまう。

相手に奪われない距離に意識を強く持つことで、奪われるケースが少なくなっていきます。この意識を持つことが出来れば、次に奪われた時にどうして奪われたのかが明確になり、選手自身が奪われたことに対して、奪われた理由を見つける事が出来るようになります。同時に、奪われない方法を自分で考えるようになります。

本日は、エルセレユナイテッドの指導者が見学に来てくださいました。お手伝いもしていただき、ありがとうございました。
少しくらい、お役に立てたのでしょうか…
クラブとアカデミー間で、良い相乗効果があればいいなと思います。

また、次回もいいトレーニングをしましょう。

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